東本願寺の主な行事

修正会 1月1日~7日

1月1日から7日まで修正会が勤まります。一年の初めに荘厳を整え、身も心もひきしめ、仏恩報謝の思いをもって新しい年にのぞむ仏事です。元日午前5時30分には、修正会に先だち、門首が宗祖の御真影に新年の挨拶をされます。その後、6時から修正会が勤まります(元日のみ、参拝者におトソが出されます)。


春の法要 4月1日~3日

4月1日は、聖徳太子・七高僧等、先師の遺徳をしのぶ「師徳奉讃法要」及び宗祖親鸞聖人のご誕生を慶ぶ「親鸞聖人御誕生会(音楽法要)」が、2日には非戦・平和を誓う「全戦没者追弔法会」が、3日には相続講員と帰敬式を受式された方の物故者に対する追弔会が勤まります。これらを総称して「春の法要」といい、期間中の渉成園での粥膳も好評です。

※年によって、この期間に歴代門首の年忌法要が勤まりますので、日程が延びる場合があります。

春の法要

立教開宗記念法要 4月15日

親鸞聖人が『教行信証』をご制作されたことをもって立教開宗とし、立教開宗記念日の4月15日に浄土真宗の十派でお勤めがされます。この法要は、真宗十派の共通勤行である「和訳正信偈」によって勤まります。


蓮如上人御下向式・御帰山式

「蓮如上人御影道中」

御影道中は、蓮如上人の没後、北陸での教化のご苦労とその徳を偲んで吉崎御坊(吉崎別院)で厳修される御忌法要に、上人の御影を本山よりお迎えして勤められたのが始まりであると伝えられています。以来、上人が歩いたといわれる約240キロの道程を、随行教導や、宰領(さいりょう)をはじめとする供奉人(くぶにん)方が御影と共に歩む御仏事として300年以上の間連綿と続けられています。
道中は、真宗本廟における御下向式(4月17日)に始まり、約140箇所の会所に立ち寄り上人の御教化にあわれながら、御帰山式(5月9日)をもって終了します。

「蓮如上人御影吉崎別院御下向式」

毎年4月17日、真宗本廟・阿弥陀堂にて、「蓮如上人御影吉崎別院御下向式」が執り行われます。御影お腰延ばしの儀、勤行、御影お巻き納めの儀の後、御影は御輿に納められ「蓮如上人、東本願寺をお立ちー」のかけ声と共に、蓮如上人御影道中の一行が、福井県吉崎別院へ向けて真宗本廟を出発します。

蓮如上人御影吉崎別院御下向式

「蓮如上人御影吉崎別院御帰山式」

福井県吉崎別院での御忌法要(4月23日~5月2日)の後、真宗本廟に向けて、帰路約280キロの道程を8日間かけて歩いてきた御影道中の一行が到着する5月9日に、「蓮如上人御影吉崎別院御帰山式」が真宗本廟・阿弥陀堂にて執り行われます。

蓮如上人御影吉崎別院御帰山式

盂蘭盆会 7月14日~15日

盂蘭盆とは『盂蘭盆経』という釈尊の弟子、目連尊者の物語に由来しており、梵語の音訳です。意味は「倒懸」(トウケン・さかさまになった苦しみ)ということで、日ごろから本当に尊いこととそうでないことを「さかさま」にして生きている私たちが、「それでよいのですか」との問いかけをいただく法要です。


春秋彼岸会

春分・秋分の日を中央にはさむ7日間、彼岸会の法要が勤まります。人間中心に生きている世界を「此の岸」にたとえ、仏さまの世界(浄土)を「彼の岸」にたとえるところから「彼岸」と呼びます。 彼岸という名は、仏教の原語ではパーラミタ、訳して到彼岸ということであり、此の岸から彼の岸にわたるということです。信なきものが法を聞いて信心の彼の岸へ到るということで、人間生活のまことの意義をしめすものです。此岸に生きる私たちが迷いの世界から浄土の岸に到ることを願う仏事とされています。


報恩講(ほうおんこう) 11月21日~28日

報恩講とは真宗門徒にとって一年の中でもっとも大切な仏事で、宗祖親鸞聖人の御祥月命日までの一週間に勤められる法要です。宗祖親鸞聖人の教えに遇い、自らの依りどころを教えていただいた御恩に報謝し、教えを聞信して、ともに念仏申す身となっていくことを誓います。
25日には親鸞聖人のご生涯を著した『御伝鈔』の拝読、28日の御満座には体を力強く前後左右に動かしながら念仏と和讃がよまれる「坂東曲(ばんどうぶし)」が勤まります。

報恩講

お煤払い(おすすはらい) 12月20日

12月20日、今では京都の年の瀬の恒例となった行事です。本山のお煤払いを支えてこられた尾張清浄講の方々と一緒に、全国各地からのご門徒や本山職員などが参加して行われます。御堂に横一列となって一斉に割り竹で畳を叩き、出た埃(ほこり)を2メートルもある大うちわで外へあおぎ出します。
お煤払いの後、新たに御堂の荘厳を整えてお給仕を始めるため、ご門首が紙帳に竹の棒で「寿」の字をなぞられる「御規式」が行われます。

参拝のご案内

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